レバノン無線機爆発 大阪のメーカーの製品か 20人が死亡450人以上がケガ 偽物の可能性も

AI要約

レバノンで相次いで通信機器が爆発する中、今度は無線機が爆発。大阪のメーカー製品とみられるが、偽物の可能性もある。

爆発は20人死亡、450人以上負傷。アイコムが過去海外向けに出荷した機種である可能性があり、本物か偽物か検証が必要。

自社製品だった場合、販売ルートなどを調査する方針。偽造防止のためのホログラムが貼られておらず、製品の真贋が不明。

レバノン無線機爆発 大阪のメーカーの製品か 20人が死亡450人以上がケガ 偽物の可能性も

 中東・レバノンで通信機器が相次いで爆発している件で、今度は、無線機の爆発が起きました。無線機は大阪市にあるメーカーのものとみられています。

 レバノンではこれまで武装組織ヒズボラが使うポケベルが一斉に爆発し多数の死傷者が出ていましたが、19日は「無線機」が爆発。20人が死亡、450人以上がケガをしています。爆発した無線機は大阪市に本社を置く無線機メーカー「アイコム」の製品とみられています。

 一方、取材に応じたメーカーは偽物の可能性があるとしています。

 

 アイコム 榎本芳記取締役

「当社のラインナップにある品名です。本物か偽物かといったところはこれから調べることになると思います」

 この無線機はアイコムが10年前まで海外向けに生産・出荷していた機種とみられますが、偽造防止のためのホログラムが貼られておらず、製品が本物か確認はできていません。アイコムは自社製品であった場合は販売ルートなどを調査する方針としています。