復刻の旗頭、勇壮に! 図面起こしから4カ月かけ制作、川崎競馬場「沖縄オリオン祭」で披露

AI要約

沖縄文化を一堂に集めてアピールする川崎・沖縄オリオン祭2024が開催され、旗頭の有志団が勇壮な演舞を披露。

水野順一郎さんら約40人が自費出演し、過去の写真や文献から復刻した旗頭を披露。

エイサーや琉舞も演じられ、沖縄文化が発信された。

復刻の旗頭、勇壮に! 図面起こしから4カ月かけ制作、川崎競馬場「沖縄オリオン祭」で披露

 【神奈川】沖縄文化を一堂に集めてアピールする川崎・沖縄オリオン祭2024(同実行委員会主催)が14~16の3日間、神奈川県川崎市の川崎競馬場であり、那覇大綱挽に参加する旗頭の有志団が参加して、勇壮な演舞を披露した。復帰後は掲げられたことがないとされる西二番手(安里)の「瑞祥」と書かれた旗頭を復刻し、東1番手(牧志)とのガーエーで川崎の空を彩った。

 東京を中心に創作エイサーなどの活動をする水野順一郎さん(琉球プロジェクト代表)は小学生の時から大綱挽に毎年参加する「旗頭好き」。「那覇市旗頭のまち宣言」(2023年)を受けて、有志に呼び掛けた。これに応じた約40人が自費で出演を快諾した。

 旗頭自体は水野さんらが実行委員会の許可を得て、レプリカを制作。過去の写真や文献などから図面を起こし、約4カ月かけて完成させた。

 初めて旗頭を見る人もいたが、司会の指示で「さー、さー、さー、さー」と掛け声を合わせ、会場も一体になった。

 水野さんは「新たな形で旗頭を関東でも発信できた。みんなの協力に感謝したい」と話した。

 舞台ではエイサーや琉舞も演じられ、沖縄文化を発信した。

 (金城潤)