台風接近時、避難所でスポーツ団体の利用優先 天草市の馬場市長が陳謝「避難者優先を徹底」

AI要約

台風10号接近中の8月28日、天草市の指定避難所となった市民センター体育館で、スポーツ団体を優先して避難者の利用を一時断った問題が発生。

市長は市議会で避難指示時にスポーツ団体の利用を停止すべきだったと陳謝。避難者がエアコンのない武道場に待機する事態に。

馬場市長は連携不足を認め、「避難者優先を徹底し、避難所運営に危機感を持つ」意向を示した。

台風接近時、避難所でスポーツ団体の利用優先 天草市の馬場市長が陳謝「避難者優先を徹底」

 台風10号接近中の8月28日、天草市の指定避難所となった市民センター体育館で、市がスポーツ団体を優先して避難者の利用を一時断った問題で、馬場昭治市長は17日の9月定例市議会で、「避難指示を発令した時点でスポーツ団体の利用を中止してもらうべきだった。迷惑をかけた市民に心よりおわび申し上げる」と陳謝した。

 市は市全域に避難指示を出した午後6時、センターに避難所を開設。しかし、指定管理者が午後10時まで予約団体に体育館の利用を認めたため、一部の避難者はエアコンのない武道場で待機した。

 馬場氏は原因について「市と指定管理者の連携不足」とした上で、「避難情報発令中は避難者優先を徹底し、避難所運営についてより一層の危機感を持って対応したい」と述べた。(福井一基)