【道場へ行こう】チームと呼ばれるだけで結束感が出る不思議…初めての団体戦

AI要約

将棋担当になる前に将棋未経験の記者が、女子アマ将棋団体戦に参加し体験した様子。

団体戦でのチームプレイの楽しさや結束感、個人成績などを通じて将棋の魅力を感じた。

新人賞を獲得し、大会参加者との打ち上げも楽しんだ記者のエピソード。

【道場へ行こう】チームと呼ばれるだけで結束感が出る不思議…初めての団体戦

 2022年4月に将棋担当になるまで将棋を指したことのなかった記者が、「今から将棋を始めよう」という目線で、将棋教室や道場を実際に体験するコーナー「道場へ行こう!」。第14回は、東京・大田区で行われた「アパガード杯・第18回女子アマ将棋団体戦」へ行ってきました!(瀬戸 花音)

 京急蒲田駅からほど近い大田区産業プラザPiOで1日に行われた同大会。団体戦は初めてでわくわくした。

 女性のみ5人で1チームを編成。知り合い同士でチームを組んで参加するのが一般的だが、運営に調整してもらってチームを組むこともできる。私はいろいろな調整の結果、津田沼の将棋センターチーム「かきぴーナッツ」に合流させてもらうこととなった。

 当然、「初めまして」のメンバーばかりだったが、「チーム」と言われるだけで何となく結束感が出てくるから不思議だ。参加クラスは5クラス中、下から2番目のB2クラス(初級者)。5人がそれぞれ相手チームのメンバーと戦い、その勝敗数でチームの勝ち負けが決まる。

 チーム成績は、結果として1勝3敗。残念ながら負け越したが、勝ったらチームのためになるし、負けても仲間がいるから安心感があるという、団体戦ならではの楽しさをたくさん体験することができた。

 また、私個人では3勝1敗で、初参加の個人がもらえる新人賞もいただくことができた。大会参加者たちとの打ち上げにも参加。参加賞のアパガードの歯磨き粉と歯ブラシを手に、帰路につく足取りはなんだか軽かった。

 ◆瀬戸 花音(せと・かのん)2020年4月、報知新聞社入社。26歳。22年4月から将棋担当。趣味は各地のラーメンを食べること。