【速報】富山県内総裁選党員票の動向を探る…自民党県議35人が答えた党員票投票先『トップの8人は?』

AI要約

9人の自民党総裁候補の中で、富山県内の自民党議員の投票動向が明らかになりつつある。

東部の県議は茂木氏に支持が集中し、西部の県議は石破氏を支持している。

会員投票や世論調査でも石破氏が注目されている。

物価上昇や景気対策をはじめとする政治課題についても討論が深められている。

岸田総理の退陣については、大半の議員が妥当であると評価している。

県内の国会議員の支援も、県議会議員の投票行動に影響を与えている。

自民党総裁選挙では、国会議員票と党員票の合計で決着する。県内の党員と党友には2万7200人が投票資格を持つ。

【速報】富山県内総裁選党員票の動向を探る…自民党県議35人が答えた党員票投票先『トップの8人は?』

自民党の新しい総裁、事実上の次の総理大臣が来週9月27日に決まります。

過去最多の9人が名乗りをあげた今回の総裁選、BBTは、富山県内の党員票の動向を探るため自民党に所属する県議会議員35人に投票先を聞きました。

9月12日に告示された自民党総裁選には、過去最多の9人が立候補しました。

9月16日、金沢市で開かれた公開討論会。

9人は、派閥の政治資金問題をめぐる党の刷新や、成長戦略など経済政策などで論戦を交わしました。

BBTは、県議会の自民党議員会と自民党新令和会の合わせて35人に対し、候補9人の誰に投票する予定かを聞き、17日までに全員から回答を得ました。

投票先を明らかにしたのは、22人。

このうち、最も多い8人が茂木敏充氏に投票すると答えました。

次いで、高市早苗氏と石破茂氏が5人ずつでした。

小林鷹之氏、小泉進次郎氏、上川陽子氏、加藤勝信氏はそれぞれ1人ずつでした。

13人は、「未定」もしくは「言えない」と回答しました。

茂木氏を支持する8人はいずれも県東部の県議で、「地元の上田英俊衆議院議員が推薦人となっているから」や「地方出身者で人柄も良く、外交でもタフな交渉ができそう」さらに、「地方の経済発展が一番望めそう」などの声があがりました。

高市氏を選んだ5人の県議からは、「安全保障政策に期待が持てる」や「積極的財政出動で経済・安全保障政策を進め、強い日本を目指している」などが支持する理由です。

石破氏に投票するとした5人はいずれも県西部の県議で、「地元の橘慶一郎衆議院議員が推薦人となっているから」や「地方の人口減少対策に説得力がある」、「経験と地方創生の取り組みに期待」などの声があがりました。

小林氏、小泉氏、上川氏、加藤氏を選んだのは、40代、50代の比較的若い世代の県議でした。

小林氏…庄司県議

小泉氏…嶋川県議

上川氏…瀬川県議

加藤氏…奥野県議)

(世論調査との比較)

(FNN世論調査)

一方、週末に行われたFNNの世論調査で、トップとなったのは石破氏。(25.6%)

次いで小泉氏(21.9%)高市氏(12.5%)が続きました。

総裁選での党員投票を念頭に、自民党を支持すると答えた人に聞いたところ、トップは小泉氏、(29.4%)続いて石破氏(24.1%)高市氏(16.3%)の順でした。

今回のBBTの調査では、総裁選で特に議論を深めてほしい政治課題についても尋ねました。

「物価高・賃上げ・景気対策」が最も多く、全体の3割以上を占めました。

次いで、外交・安全保障、子ども・子育て支援、人口減少対策となりました。

岸田総理が退陣の判断をしたことについては、7割近くが妥当だったと答え、妥当ではなかったと答えた議員はいませんでした。

(約3割ほどが「わからない・言えない」)

県選出の国会議員の動向とも関係する県議会議員の投票行動。

富山3区の橘慶一郎衆議院議員が石破氏、富山2区の上田英俊衆議院議員が茂木氏の推薦人となったことから、県西部の県議が石破氏、県東部の県議が茂木氏を支持する傾向が伺えます。

また、旧富山市が選挙区の富山1区の田畑裕明衆議院議員は小林氏への投票を表明していますが、旧富山市選出の県議の支持先は散らばっています。

野上浩太郎参議院議員と堂故茂参議院議員は支持先を明らかにしていません。

自民党総裁選は、「国会議員票」367票と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる367票の合計で争われます。

自民党県連は、県内の党員と党友2万7200人に投票用紙を発送していて、投開票日の前日、26日までに県連に届いた投票用紙が有効となります。