台風14号、大東島は強風域に 沖縄本島はきょう18日夜遅くに最接近 早めの対策を（18日午前9時現在)
AI要約
大型の台風14号は南大東島の南南東にあり、北西に進んでいる。大東島地方と沖縄本島に影響を与える予定。
沖縄気象台は波浪警報や土砂災害警戒情報を発表し、早めの対策を呼び掛けている。
沖縄本島では海水が岸壁を越えて漁協の建物近くまであふれ出る事態が発生。
大型の台風14号は18日午前9時現在、南大東島の南南東にあって、1時間に20キロの速さで大東島地方を強風域に巻き込みながら北西に進んでいる。昼すぎには大東島地方に、本島には夜遅くに最も接近する見込み。
午前10時30分現在までに大東島地方と沖縄本島中南部、北部に波浪警報が発表されている。沖縄気象台は18日から19日明け方にかけて土砂災害警戒情報や大雨警報を発表する可能性があるとして、早めの対策を呼び掛けている。
大東島地方の沿岸の海域は18日午前までにうねりを伴い大しけとなっている。南大東島地方気象台が高波への警戒するよう呼び掛けている。また、強風、落雷や竜巻などの激しい突風、高潮による浸水や冠水に十分注意するよう呼び掛けている。
台風の中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル、中心の北東側600キロ以内と南西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
18日午前7時前、沖縄本島中部の中城村の浜漁港では満潮時と高潮の影響が重なり、海水が岸壁を越えて漁協の建物付近まであふれ出た。
佐敷中城漁協の30代男性は「この1週間ほどは海に出られていない。セリに並ぶ魚もほとんどない」と頭を抱える。別の男性組合員は「午後に風が強くなると聞いている。夕方の満潮時が心配だ」と話した。本島東海岸側ではここ2週間、台風や悪天候の影響で休漁状態が続いているという。
