若狭町からは15年ぶり "精粟"を11月の宮中行事・新嘗祭に献上 若狭町鳥浜で抜穂式

AI要約

若狭町で15年ぶりに行われた精粟の抜穂式。献上する精粟に感謝を捧げる地域の行事。

松村光洋さんが精粟を育て、献上する奉耕者に選ばれる。烏帽子姿で行われる抜穂式。

献上された精粟は宮中行事新嘗祭に献上される。若狭町からの献上は15年ぶり。

若狭町からは15年ぶり 

11月の宮中行事・新嘗祭に献上する精粟の抜穂式が15日、若狭町で15年ぶりに行われ、豊かな実りに感謝を捧げました。

献穀粟抜穂式は若狭町鳥浜の広さ1アールの圃場で行われました。精粟を献上する奉耕者に選ばれたのは松村光洋さん(73)で、今年7月に種をまき、猛暑や台風に気を配りながら大切に育ててきました。

白装束に烏帽子姿の松村さんは地域住民が見守るなか、鎌を使ってたわわに実った穂を刈り取りました。

■松村光洋さん

「毎日が心配で大変だったが立派な穂ができてほんとに安堵している。あとは時間が経つのが待ち遠しい」

粟は脱穀・選別をしたのち5合分を11月23日の宮中行事新嘗祭に献上します。若狭町から献上するのは15年ぶりです。