深谷駅前に「おむすび専門店」 地域貢献、人の縁も結びたい

AI要約

深谷駅前におむすび専門店「enne(エンネ)」がオープンして3カ月が経過。

店内は北欧と和の雰囲気で落ち着いた雰囲気を演出し、おむすびメニューは20種類以上用意されている。

店舗は深谷に地域貢献することを目指し、オープンから3カ月でテイクアウトやプレートランチも人気となっている。

深谷駅前に「おむすび専門店」 地域貢献、人の縁も結びたい

 深谷駅前におむすび専門店「enne(エンネ)」(深谷市西島町)が6月6日にオープンして3カ月がたった。(熊谷経済新聞)

 深谷駅北口から徒歩5分の場所にあり以前はカフェだったという店内には、白壁と明るい木目調テーブルを配置。落ち着いた配色のインテリアで北欧と和の雰囲気を演出する。席数はテーブル4卓18席を設ける。

 「おむすび」メニューは20種類以上。長野県産花藻塩を使った「しおおむすび」(200円)や「和風ツナマヨ」(300円)、オーブンでふっくら焼き上げる「甘塩銀鮭」(300円)、田中農場の卵黄を醤油漬けにした「卵黄醤油」(350円)、「肉そぼろと卵の2色」「チャーハン」「卵と大葉とおかか」などの混ぜ込みシリーズも用意する。

 注文が入ってから作るおむすびは、150グラムのごはんを使ってふんわり握るのが特徴。店長の飯田彩海さんは「お米をしっかり味わってほしい」と話す。これまでカフェや居酒屋で飲食経験を積んできたという飯田さんは今回、オープニングスタッフとしてメニュー開発も任された。店内限定で、好みのおむすびと豚汁のセット(900円~)やおむすびと唐揚げ、だし巻き卵、サラダ、野菜の酢漬け、豚汁などを付けたプレートランチ(1,200円~)も用意する。

 オープンから3カ月がたち、テイクアウトやまとめて注文する常連客もいるという。飯田さんは「リピーターさんが周りに広めてくれている。地域の人の声に耳を傾けながら、メニュー開発や店舗展開などいろいろ挑戦したい」と意欲を見せる。

 同店を運営する「CEL」の柳真太郎社長は「店名のenneはフィンランド語で『ご縁』の意味。縁あってお世話になっている深谷に地域貢献できればと出店を決めた。ご飯は日本人の基本。おむすびで人と人との縁も結びたい。他の地域へ出店依頼もあるが、まずは地元で愛される店にしたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。土曜・日曜・祝日は11時~。水曜定休。