リオン・ドール、売上高1000億円目標 28年度、低価格商品を充実

AI要約

リオン・ドールコーポレーションの小池信介社長が2028年度の売上高目標を発表

既存店の売り上げ強化策として低価格商品の充実と廃棄ロス対策を展開

関連会社「天鏡」が特別なウイスキー商品を販売し、奨学基金を設立したことを報告

リオン・ドール、売上高1000億円目標 28年度、低価格商品を充実

 リオン・ドールコーポレーション(会津若松市)の取引業者らでつくるリオン・ドールアソシエイツ会は12日、北塩原村で総会を開いた。リオン・ドールコーポレーションの小池信介社長は2028年度に売上高1000億円、営業利益35億円とする目標を明らかにした。

 小池社長は、課題となっている既存店の売り上げ強化策として、最近のマーケットの変化に合わせてカップ麺などの低価格商品を充実させることや、廃棄ロスを恐れすぎずに夕方も積極的に品ぞろえを展開していくとした。

 ウイスキー製造を担う関連会社「天鏡」では、観光船沈没事故で22年に急逝した天鏡の創業者小池駿介さん=享年(28)=の誕生日に合わせ、駿介さんが仕入れたスコットランドの原酒を3年熟成させたブレンデッドウイスキー「風のウィスキー」を今月21日に921本限定で販売すると報告。昨年設立した学生向け奨学基金の一般財団法人「小池駿介奨学基金」では、第1期生として会津地方の高校生12人に一時金100万円ずつを給付したことも伝えた。

 総会には、会員企業約300社から約600人が出席。懇親会も開かれ、福島民友新聞社から野崎広一郎社長らが出席した。