白昼の商業施設で起きた強盗事件 「再び刑務所に入るため」は危険で乱暴 被告に懲役5年判決

AI要約

広島県廿日市市で女性にナイフを突き付け、現金を奪った無職男が懲役5年の判決を受けた。

男は再犯リスクが高く、服役での反省の機会を生かさず身勝手な動機で犯行に及んだとされる。

事件の詳細によると、男は20代女性を脅し、現金を奪う犯行を行った。

白昼の商業施設で起きた強盗事件 「再び刑務所に入るため」は危険で乱暴 被告に懲役5年判決

 広島県廿日市市の商業施設で女性にナイフを突き付け、現金を奪ったとして強盗や建造物侵入などの罪に問われた同市の無職の男(38)の判決が12日、広島地裁であり、小川貴紀裁判官は懲役5年(求刑懲役7年)を言い渡した。

 小川裁判官は、服役を繰り返していた男が社会生活になじめず、再び刑務所に入るために出所から1カ月未満で事件を起こしたと指摘。「危険で乱暴な態様。服役での反省の機会を生かすことなく、身勝手な動機には強い非難が向けられるべきだ」とした。

 判決によると、男は5月30日昼、商業施設内で20代女性の首付近に背後からナイフを突き付け、「強盗だ。おとなしくしろ」などと脅迫。女性の両手をタオルで縛り、現金5821円を奪った。