大分刑務所が心理学の専門家と協定「対話実践」開始 受刑者の内面にアプローチして更生や再犯防止を目指す

AI要約

大分刑務所が受刑者の内面にアプローチすることで更生や再犯防止を目指す取り組みを始め、臨床心理学の専門家と協定を結んだ。

別府大学の齊藤哲也教授と協定を結び、「対話実践」という新たな矯正プログラムを導入する。

大分刑務所は300人の受刑者を対象に対話実践を行う方針。

大分刑務所が心理学の専門家と協定「対話実践」開始 受刑者の内面にアプローチして更生や再犯防止を目指す

大分刑務所が受刑者の内面にアプローチすることで、更生や再犯防止を目指すことになり、心理学の専門家と協定を結びました。

大分刑務所は11日、臨床心理学を専門とする別府大学の齊藤哲也教授と協定を結び、「対話実践」という新たな矯正プログラムに取り組むことになりました。

「対話実践」とは受刑者の本音や内面にアプローチすることで社会復帰の支援や再犯防止を目指す取り組みで、全国の刑務所で導入が進められています。大分刑務所と齊藤教授は共同で取り組みのあり方や効果などを検証することにしています。

(別府大学文学部 人間関係学科・齊藤哲也教授)「この新しい取り組みを起点として本音とか気持ちが伝わらなかったところをできるだけくみ取るすくいとって・職員・受刑者の双方の理解が進む中でいろいろ発展していくと期待」

大分刑務所では殺人や傷害致死事件などの受刑者およそ300人を対象に対話実践に取り組む方針です。