拉致問題触れる候補者「極めて少ない」…自民総裁選・立民代表選巡り横田めぐみさん家族らが懸念

AI要約

拉致被害者家族会と同会を支援する「救う会」は、国会内で記者会見を開き、拉致被害者の家族が拉致問題について訴えた。

家族会代表の拓也さんと母早紀江さんは、政治家たちが拉致問題について真剣に取り組まないことに懸念と失望を示した。

この会見は、自民党総裁選や立憲民主党代表選の直前に行われた初めてのものである。

拉致問題触れる候補者「極めて少ない」…自民総裁選・立民代表選巡り横田めぐみさん家族らが懸念

 拉致被害者家族会と同会を支援する「救う会」は9月11日、国会内で記者会見を開き、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)、立憲民主党代表選(9月23日投開票)の候補者について、新潟市で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(56)が「命のかかった拉致問題に触れる方が極めて少ない」と懸念を示した。

 母早紀江さん(88)は「47年間も苦しみ嘆いている子供たちの話をする人がいない。悲しい国だ。もっと真剣に捉えてほしい」と嘆いた。「総理になりたいのであれば、(被害者が)惨めな思いで叫びながら暮らしている姿を思い浮かべ、誰かは立ち上がってください」と声を強めた。

 家族会、救う会が両党の党首選前に会見を行うのは初めて。