過去の大規模災害から学ぶ 県民の防災意識高める研修会を開催 鹿児島県

AI要約

鹿児島市で開かれた研修会では、大規模災害を振り返り、防災意識を高めるために約400人が参加しました。

防災士の金藤純子さんの講演では、西日本豪雨での被災体験から、家族間の情報共有と自己情報収集の重要性が語られました。

参加者は災害への備えとコミュニケーションの重要性を実感し、自分にできることを考えました。

過去の大規模災害から学ぶ 県民の防災意識高める研修会を開催 鹿児島県

近年多発する大規模災害を振り返り、県民の防災意識を高めるための研修会が鹿児島市で開かれました。

鹿児島市のカクイックス交流センターで開かれた研修会には、市町村の担当者や市民など約400人が参加しました。

講演を行った防災士の金藤純子さんは、岡山県在住で2018年の西日本豪雨で被災した当時の状況をかたりました。

西日本豪雨で被災・金藤純子さん

「なぜ逃げ遅れたかというと、いつ・誰と・どこへ・どのように、つまり車で逃げるのか、歩いて逃げるのか、そういったことを全く家族で話していなかった。皆さんがやらないといけないのは、自ら情報を取りに行くということ。事前に知るというのは『どこが危ないの?』と考えること」

参加者は、時折メモを取るなど、大規模災害に備え自分に何ができるか考えている様子でした。

参加者

「災害に対しての日頃からの備えと、コミュニケーションや連帯感が大事と思いました」