フリマ架空取引で女再逮捕 長崎県警 組織的犯行視野に捜査
不正に入手した他人名義のクレジットカードを使って、インターネットのフリーマーケットサイトで架空取引を行い、売上金をだまし取ったとして、長崎県警サイバー犯罪対策課と佐世保署は11日、電子計算機使用詐欺の疑いで、相模原市、無職、女性容疑者(23)を再逮捕した。
女性容疑者は、ネット上の求人掲示板サイトで高額報酬をうたう「闇バイト」に応募したとみられ、県警は組織的犯行を視野に捜査している。
再逮捕容疑は、昨年4月26日ごろ、氏名不詳者と共謀し、不正に入手した佐世保市内の女性=当時(49)=名義のカード情報を使ってフリマサイトで架空取引を行い、サイト運営会社に計約3万6千円を入金させた疑い。
同課によると、氏名不詳者がフリマサイトに実際は存在しないシーリングランプなどを架空出品。女性容疑者は2回にわたり、他人名義のカードで購入後、商品を受け取ったとする虚偽情報を運営会社に伝え、運営会社から氏名不詳者に売上金として入金させた。クレジットカード会社が不審な取引を疑い、女性に連絡して発覚。女性の金が引き落とされる被害はなかった。
女性容疑者は別の電子計算機使用詐欺の疑いで先月逮捕され、起訴済み。