ジャニーズWESTチケット不正転売 2被告、起訴内容認める 札幌

AI要約

札幌市でコンサートチケット不正転売に関わった2人が電子計算機使用詐欺の罪で起訴され、初公判が行われた。

被告らは架空名義のアカウントを作成し、ファンクラブサイトから不正に電子チケットを入手していたとされる。

検察は被告らが架空の情報を利用して大きな利益を得ていたことを指摘し、証拠調べで詳細が明らかになる可能性がある。

ジャニーズWESTチケット不正転売 2被告、起訴内容認める 札幌

 アイドルグループ「ジャニーズWEST(現WEST.)」などのコンサートチケット不正転売に関わったとして、電子計算機使用詐欺の罪に問われた、いずれも札幌市白石区の、トレーダー、竹内光昭被告(49)と自動車販売業、長谷将昭被告(58)に対する初公判が10日、札幌地裁(藤井俊彦裁判長)であった。両被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、2人はチケットを転売する目的で、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)のファンクラブサイトに架空名義のアカウントを複数作成。コンサートの電子チケットを申し込み、不正入手したとしている。

 検察側は冒頭陳述で、被告らは2019年ごろから架空の氏名、住所、電話番号などを一覧表にまとめ、22、23年だけでも約1億2000万円の利益を得ていたと主張。証拠調べで、知人や芸能人の名前を組み合わせて架空の氏名を作成していたと指摘した。【伊藤遥】