古都奈良の食、景観 満喫 オーベルジュ「ヴィラ・コムニコ」9月12日開業 若草山麓に宿泊施設

AI要約

奈良市で開業するオーベルジュ「VILLA COMMUNICO(ヴィラ・コムニコ)」について紹介。古民家再生事業を展開する「narrative」が手掛け、奈良の食文化や自然を楽しめる施設として注目されている。

リノベーションされた建物や内装の特徴、客室やレストランの魅力について。ラウンジからの眺望や奈良の食材を活かした料理にも言及。

宿泊料金やレストラン利用に関する情報、代表のコメント、予約・問い合わせ先も明記。県内外からの利用を期待している。

古都奈良の食、景観 満喫 オーベルジュ「ヴィラ・コムニコ」9月12日開業 若草山麓に宿泊施設

 古民家再生事業を展開する「narrative」(奈良市、大久保泰佑代表)は、奈良独自の食文化と自然、歴史を堪能できるオーベルジュ「VILLA COMMUNICO(ヴィラ・コムニコ)」を奈良市雑司町の若草山麓できょう12日に開業する。

 2018年以降、奈良の文化と古民家を生かした事業を県内各地で実践してきた同社が推進する、ガストロノミープロジェクトの一環。1951(昭和26)年建築の2階建ての木造建物と、棟続きの鉄筋コンクリート造りの建物をリノベーションし、手触り感が伝わる内装を施した。

 宿泊客がドリンクを飲みながらくつろげる2階のラウンジからは若草山が一望できる。同施設までの道のりや周辺の風情と併せ、この場所ならでは落ち着いた空間を演出する。

 食事は四季折々の県産の野菜、肉をふんだんに採り入れた料理を提供。まきを使うオーブンは若草山山焼きに着想を得たといい、レストランのテーブル席から見える位置に設置した。

 シェフの堀田大樹さん(42)は「できるだけ地元のものを使いながら、奈良の食材を表現する料理を提供していきたい」と話す。

 客室はコンセプトの異なる5室(最大12人)。料金は1泊2食付きで6万7千円から(税込み、大人2人利用時の1人当たり、季節などによって変動)。レストラン(22席、個室1室)のディナーは宿泊客以外も利用できる(予約のみ)。

 大久保代表(40)は「これまで手掛けてきた事業の集大成ともいえる施設。ここにしかない食や景観、時間を求める県内外の人に利用していただきたい」としている。

 予約、問い合わせは同施設、電話050(3176)1787。公式サイトはhttps://villa-communico.com