「磯焼け」解消する新商品開発へ 海女や水産加工業者などが立ち上がる 三重南部
三重県南部で海藻減少問題の取り組みが始まる。
海藻を食べる魚の消費拡大を目指す作業部会が開かれる。
未利用魚の消費促進を通じた新商品開発に取り組む。
海藻が減少する「磯焼け」を解消するため、三重県の海女や水産加工業者などが協働して新商品を開発する取り組みが始まりました。
三重県南部では、海水温の上昇や魚による食害で、アワビなどのすみかとなる海藻が著しく減る磯焼けが問題となっています。
11日開かれた作業部会は、海藻を食べるアイゴなどの魚の消費拡大を目指して立ち上げられたもので、漁業関係者や水産加工会社が参加しました。
参加者からは、アイゴは毒針があり処理に時間がかかることが量産への課題となっているなどの意見が出されました。
海女 中田文美さん
「未利用魚になっている魚を皆さんに知ってもらえておいしく食べてもらえるような機会が持てたらなと思います」
作業部会は今年度中に7回程度会合を開き、商品開発や販路の拡大に取り組むということです。