教育委員がコロナ補助金不正受給で辞職 広島・廿日市市

AI要約

広島県廿日市市教育委員会の教育委員が新型コロナの補助金を不正受給したとして辞職しました。

大島久典教育委員が市内の事業者と連携して不正に補助金を受給し、辞職することとなった。

市長は教育委員会と市の教育行政を前進させるため、引き続き協力を求める旨を表明した。

広島県廿日市市教育委員会の教育委員が新型コロナの補助金を不正受給したとして辞職しました。

廿日市市によりますと大島久典教育委員は昨年度、ポストコロナで市内の事業者が連携して産業振興をめざす事業に支給される廿日市市産業連携支援補助金を受給していました。

別の事業者と連携して中古の農業の機械を購入するとしていましたが、購入しないまま事業の実績報告を提出していたということです。

不正受給は8月末に判明しました。

大島氏は8月29日に辞職願を提出し、3日臨時の教育委員会会議などで辞職が同意されました。

不正受給した補助金94万1900円については、全額返還する意思を示しているということです。

大島氏は保護者や民間での知識を教育行政に生かすため2019年11月、教育委員に任命されました。

松本太郎市長は市議会冒頭のあいさつで「任命権者として大島氏の教育委員会委員活動に期待していましたが大変残念。現在取り組んでいる教育施策が停滞することがないよう引き続き教育委員会と共に市の教育行政を前進させていきたい」と話しました。