さいたま市予算編成方針 財源不足226億円/埼玉県

AI要約

さいたま市は、2025年度の財源不足に対応する方針を示しました。来年度の歳入と歳出の見通し、および収支不足額の詳細が述べられています。

市は財政調整基金や市債を活用して財源不足に対応する方針を取っていますが、将来の収支不足も懸念されており、事業費用の精査と収支不足額の圧縮が必要とされています。

さいたま市予算編成方針 財源不足226億円/埼玉県

 さいたま市は、2025年度の当初予算の編成方針について財源不足は中期試算で、226億円に達する見込みだと明らかにしました。

 現在の算定方式を取り入れた2019年度以降2番目の財源不足額となります。

 市の財政課によりますと、来年度当初予算の歳入は6654億円となる見込みです。

 一方、歳出は人件費や扶助費などの義務的経費や、学校など公共施設の老朽化対策などが膨らみ6880億円となる見込みです。

 これにより収支不足額は226億円となる見通しです。

 市は、財政調整基金を取り崩したり、市債を発行したりして対応する方針です。

 しかし、再来年度以降の収支不足額も引き続き高水準で推移する見通しであることから、事業費用を精査し収支不足額を極力圧縮して基金の取り崩しを抑制したいとしています。