長崎くんち【万才町・本踊 祭祝萬歳町】男子初参加の本踊は演目一新 “まち全体” 奉納を演出《長崎》

AI要約

万才町では、町全体で奉納を盛り上げる本踊を開催。今年は男の子も参加し、アクロバティックな演技に挑戦する。

10年前に子供踊りで出演していた少女が中学生として華麗な舞を披露。花柳寿々初師匠の指導のもと、稽古を重ねる踊り子たち。

特に最年少の踊り子綾部美希さんは、前回の出演を思い出しながら、大人のチームでの活動を楽しんでいる。

長崎くんち【万才町・本踊  祭祝萬歳町】男子初参加の本踊は演目一新 “まち全体” 奉納を演出《長崎》

“まち全体” で奉納を盛り上げる万才町。

今回は本踊の演目を一新。初めて “男の子” も加わり、アクロバティックな演技にも挑戦します。

また 10年前の舞台では、子ども踊の一員として出演した少女が、中学生の踊子として大人とともに華麗な舞いに臨む姿に密着しました。

美しい所作で観客を魅了する万才町の本踊“祭祝萬歳町”。

子ども、大人、役員、“町の人全員” で10年ぶりの奉納を盛り上げます。

本格的な稽古は、2か月ほど前から始まりました。

(花柳 寿々初 師匠)

「曲が入っていない。曲の中途半端なところで首を振っている」

指導・演出は、1985年から花柳 寿々初 師匠が担当しています。

今年 出演するのは、花柳流の門下生3人を含む5人の踊子たち。

(花柳 寿々初 師匠)

「傘をさすやらささぬやら。傘をさすというのはどういうこと。雨が降る前?雨が降るか?降らないか」

稽古は、歌詞の意味やその情景を理解することから始まりました。

(花柳 寿々初 師匠)

「(身体を)すぼめない、美希ちゃん。このまま身体だけで。」

身体の動きの指導を受けているのは、町内出身の踊子 綾部 美希さん 13歳。

(万才町出身の踊子 綾部 美希さん)

「新しいところだったり。歌詞を覚えていなかったりするところを頑張りたい」

今回の踊子の中で最年少、中学1年生です。

出演のきっかけは…。

(万才町出身の踊子 綾部 美希さん)

「10年前に出て、楽しかったから出ようと思った」

前回の2014年に、子ども踊で出演。

3歳の初舞台でした。

(万才町出身の踊子 綾部 美希さん)

「楽しかったことと、先輩たちが優しく接してくれたことを覚えている。大人のチームになって難しいけど、楽しくできているので嬉しい」

一方、今年の子ども踊には…。

(稽古に集まる子ども)

「よろしくお願いします」

初めて、“男の子” が加わりました。