生活に彩り加える“うつわのちから”…能登半島地震の被災者に食器や茶碗無料配布
輪島市内で行われた食器の無料配布イベントには全国の工芸作家から贈られた器が約8000点並び、被災者がお気に入りの器を選ぶ姿が見られた。
静岡県に住む陶芸家の二階堂明弘さんが企画し、被災地支援活動を通じて生活の潤いを提供しようとしている。
器は生活で必要なものであり、二階堂さんは今後もこのような活動を続けていく考えを示している。
能登半島地震で被災した人たちに食器などの器を無料で配る催しが輪島市内で行われました。
輪島市河井町の重蔵神社で行われた催しには、全国の工芸作家から贈られた皿や茶碗などの器約8000点が並びました。開始時刻の午後1時には大勢の市民が集まり、これからの生活に役立てようとお気に入りの器を選んでいました。催しを企画したのは静岡県に住む陶芸家の二階堂明弘さん。被災した人たちに生活の中で少しでも潤いを見つけてもらおうと、これまで東日本大震災の被災地でも支援活動を行っています。
二階堂明弘さん:
器って大きい力はないんですけど人が新しく生活とか人間らしく生きるのに必要なものだなと思っていまして、皆さんの生活にちょっとでも潤いを与えることができたらと思っています
二階堂さんは今後もこうした活動を続けて行く考えです。