「地震から7カ月経っても家屋はそのまま」輪島でボランティア活動した高校生ら、感じた思い語る

AI要約

輪島市でのボランティア活動を行った生徒たちの報告会が開かれた。

生徒たちは被災地の状況や思いを共有し、地震から7カ月が経っても被災者の支援が必要であることを感じた。

初めてのボランティア活動を経験した生徒も、実際に被災地を訪れることで人々を支援したいという思いを抱いた。

「地震から7カ月経っても家屋はそのまま」輪島でボランティア活動した高校生ら、感じた思い語る

 日星高(京都府舞鶴市上安久)で8月28日、能登半島地震で被災した石川県輪島市でボランティア活動を行った生徒の報告会があった。生徒たちは被災地の様子や感じた思いを他の生徒と共有した。

 現地に向かったのは有志の生徒37人と教員7人で、7月30日にバスで片道約5時間かけて輪島市を訪れた。気温35度という暑さの中、3グループに分かれ、被災した家屋から家財を運び出すなど約2時間にわたり活動を行った。

 報告会では、各学年の代表者約10人が「地震から7カ月経っても、そのままの家屋が多く残っていた」「避難所で生活されている人も多い」「地震を風化させないように関心を持ち続けることが大切」など感想や学びを発表した。

 初めてボランティア活動をしたという看護科1年の女子生徒(15)は「実際に現地に行って、被災状況を体で感じた。ここで人を助けたいと思った」と話した。