32年ぶり…月額1万円以上の引き上げ勧告 福岡市職員の給与 民間動向を反映 高島市長「真摯に受け止め慎重に検討」
福岡市の職員の月給について、32年ぶりの高水準となる1万円以上の引き上げを人事委員会が勧告
勧告通りになれば、行政職の平均年収は21万3000円増え、市の人件費は約28億7000万円増加
高島市長は慎重に検討したいと述べている
福岡市の職員の月給について人事委員会は32年ぶりの高水準となる1万円以上の引き上げを勧告しました。
福岡市人事委員会は、市の職員の月給が市内の民間企業の平均額を1万400円下回っていることから、その差の解消のため引き上げるよう勧告しました。
月額1万円以上の引き上げ勧告は、1992年以来32年ぶりとなります。
またボーナスについても民間企業に合わせて0.1カ月分引き上げるよう求めていて、月給・ボーナス共に3年連続で引き上げを勧告する内容となっています。
この勧告通りになれば行政職の平均年収は21万3000円増えて、637万9000円になり、市の人件費は年間で約28億7000万円増えるということです。
高島市長は「勧告内容を真摯に受け止め、慎重に検討したい」としています。