アルテア、持続可能性と軽量化の優れた取り組みを表彰する「Altair Enlighten Award」の2024年受賞者を発表

AI要約

米国自動車研究センター(CAR=Center for Automotive Research)と共催されるEnlighten Awardは、持続可能性と軽量化の取り組みを表彰する賞であり、自動車業界の先進的企業が目指す栄誉ある賞である。

サステナブル製品部門での受賞企業には、デュポンとブリヂストンがあり、それぞれ独自の技術や取り組みでエネルギー効率やリサイクル素材の使用を推進している。

サステナブルプロセス部門での大賞にはBMW Mなどが選ばれ、循環型設計と持続可能な素材への注力が評価されている。

アルテア、持続可能性と軽量化の優れた取り組みを表彰する「Altair Enlighten Award」の2024年受賞者を発表

米国自動車研究センター(CAR=Center for Automotive Research)との共催で行われるこの賞は、二酸化炭素排出量の削減、水やエネルギーの消費の抑制、材料の再利用とリサイクルの促進を実現した、持続可能性と軽量化の優れた取り組みを表彰するものです。12年の歴史を通じて、この栄誉あるEnlighten Awardは、自動車業界の最も先進的な企業が目指す賞となっています。また、『EV Magazine』誌では、2024年のサステナビリティ賞トップ10にも選ばれています。

【サステナブル製品部門】

・大賞:デュポン – デュポン™ ベタメイト™ ブロードベーク接着技術

デュポン™ BETAMATE™ブロードベーク接着剤技術は、接着剤を低温で硬化させることで、車体製造時のエネルギー使用量と温室効果ガス排出量の削減に貢献します。また、この技術は保存期間を延長する特殊な配合により、低温保存の必要性をなくします。

・次点:ブリヂストン アメリカ – TURANZA EVタイヤ

グランドツーリング用タイヤ「TURANSZA EV」は、市販されている補修用タイヤとしてはトップクラスの再生可能・リサイクル材を50%使用し、ブリヂストンのENLITEN™テクノロジーを採用することで、性能の最適化とタイヤ寿命の向上を実現しています。ブリヂストンは、2050年までに全てのタイヤを再生可能素材とリサイクル素材で100%構成することを目指しています。

【サステナブルプロセス部門】

・大賞:BMW M、AMC、Bcomp、Gradel Lightweight Sàrl、Lasso Ingenieurgesellschaft – BMW Mビジョナリー材料シート

BMW Mビジョナリー材料シートは、循環型設計の原則と持続可能な素材に重点を置いています。このシートは、リサイクルポリエステル繊維、亜麻繊維バイオコンポジット、代替バイオジェニックレザーなど、持続可能で再生可能な素材を使用することを重視したモノマテリアル軽量設計を特徴としています。

可能な限り藻類や植物由来の充填材(チョークやコルクなど)を使用し、石油由来の原材料からバイオベースの素材を作成しています。複合材は、必要に応じてカーボン、玄武岩、ガラス繊維、天然繊維を使用できます。