高森高生が考案‼ 防犯キャラが浸透 詐欺抑止へ防犯協会がマンガ学科とタッグ 営業車やパトカーにマグネットシート【セーフティーねっと・高森署】

AI要約

高森高マンガ学科の生徒がデザインした警察キャラクターが防犯啓発に活躍

マグネットシートを使った車両への設置や交通安全キャンペーンも展開

署は今後もキャラクターを活用して防犯意識向上を図る方針

高森高生が考案‼ 防犯キャラが浸透 詐欺抑止へ防犯協会がマンガ学科とタッグ 営業車やパトカーにマグネットシート【セーフティーねっと・高森署】

 「そら〝詐欺〟たい」「『振り込む前に』止まりなさい!」-。高森町の高森高マンガ学科の生徒がデザインした警察官などのキャラクターが、高森署管内の防犯啓発に一役買っている。キャラクターのマグネットシートを張った車も目立つようになった。

 高森地区防犯協会連合会が昨年、同高に協力を依頼した。完成したのは男女の警察官と、鳥の警察官の3キャラクター。著作権は連合会に譲られ、署が活用する。

 キャラクターが〝初登場〟したのは、県内全域で相次ぐ特殊詐欺被害の予防マグネットシート。三つのキャラクターそれぞれに、「電話で『お金』サギをトリ締まる!」といったメッセージを付けた。A3判でキャラクターごとに200枚、計600枚製作した。

 連合会はマグネットシートを管内の高森町や南阿蘇村、郵便局、建設会社など118事業所に計536枚配布。署はパトカーやミニパト、覆面パトカーの計11台の両側面に張りPRする。各事業所は営業車に張るのが大半だが、一般のセダン型乗用車に付いていることも。水上義光副署長は「プライベート用の車にも張ってあるようだ。防犯意識を高く持っていただきありがたい」と感謝する。

 署は第2弾として、これらのキャラクターを交通安全にも活用。自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけるポスターやシールを作った。村崎文昭地域・交通課長兼警備課長は、通勤や地域巡回時に着用する自身の自転車用ヘルメットにシールを貼った。「自転車に乗る際は、ヘルメット着用を徹底して」と呼びかける。署は今後もキャラクターに〝活躍〟してもらう方針だ。(中島忠道)