「気持ちの押しつけにならないように支援した」東日本大震災発生時は中学生だった教諭が能登半島地震被災地で学校再開の支援活動 宮城

AI要約

教職員が災害時に学校支援にあたる研修会が宮城県石巻市で開かれ、能登半島地震の被災地での経験が共有されました。

多賀城高校の教諭が自らの経験を通じて、支援活動の重要性や配慮について語りました。

県教育委員会が災害時学校支援チームを設立し、教職員に災害時の対応を学ぶ機会を提供しています。

「気持ちの押しつけにならないように支援した」東日本大震災発生時は中学生だった教諭が能登半島地震被災地で学校再開の支援活動 宮城

災害時に学校支援にあたる教職員を養成しようと、宮城県石巻市で研修会が開かれ、能登半島地震の被災地で活動した教諭が「押し付けにならないよう努めた」などと経験を語りました。

多賀城高校 津守大智教諭:

「午前中に授業を終わると、自宅の片付けに向かう先生が多かったように思う」

研修会では、多賀城高校の津守大智教諭が講義しました。津守教諭は1月23日から5日間、石川県能登町の能登中学校に派遣され、校内の片付けや授業の準備などを支援しました。津守教諭は13年前の東日本大震災発生時は中学生だったということです。

多賀城高校 津守大智教諭:

「(東日本大震災)当時、中学生だった自分だからできる支援をしたいなと思った。出来たらいいなぐらい。気持ちの押しつけにならないようにニーズに合わせた支援。あくまで言われたことに対して支援をしようと考えていた」

参加した教諭:

「いま出来ることを考えることが大事だとあらためて感じた」

「(被災地では)なかなか話をできない人の話をじっくり聞くことができたらいいなと思っている」

県教育委員会は2019年に「災害時学校支援チームみやぎ」を発足させ、能登半島地震では学校再開の支援に18人を派遣しました。28日の研修会は、支援チームへの登録を目指す教職員を対象に開かれ参加したおよそ40人が災害時の対応を学びました。