台風10号備え仕入れ増 県内スーパー 食品や飲料水のまとめ買い呼び掛け

AI要約

石川県内のスーパーやホームセンターでは、台風10号接近に備えて防災用品や備蓄食品の需要が増加している。

店舗では平常時よりも仕入れを増やし、水やパンなど必要な品を備蓄するよう呼びかけを行っている。

防災グッズの需要が高まっており、南海トラフ地震への危機感から携帯トイレなど一部の品は品薄になっている。

台風10号備え仕入れ増 県内スーパー 食品や飲料水のまとめ買い呼び掛け

 台風10号の接近を控え、石川県内のスーパーやホームセンターでは28日、各種防災用品や備蓄用の食品、飲料水などを買い求める動きがみられた。各店では平時よりも仕入れを増やすなどして駆け込み需要に備えている。

 Aコープを運営するジャコム石川(金沢市)は、水やパンなどを多めに発注するよう各店舗に呼び掛けている。店内では「ただいま台風接近中 まとめ買いをおすすめします」と表示して来店客に備蓄を促した。

 ニュー三久(同)も水やカセットコンロのボンベ、レトルトのご飯、冷凍保存できる肉などの入荷量を増やしている。

 津幡町の「プラント3津幡店」では、防災グッズコーナーでブルーシートや土のう袋、懐中電灯などを購入する来店者が目立った。

 同店によると、南海トラフ地震への危機感が高まった8月上旬以降、太平洋側で防災用品の需要が急増したため、一部の品は入荷が滞り、携帯トイレなどは品薄が続いている。家具転倒防止用の突っ張り棒やガラス飛散防止フィルムなども売れ筋だという。

 相川赳史副店長は「近ごろは防災用品の売れ行きが平時の2倍ほどになっている。必要な皆さんの手に渡るよう仕入れに努めたい」と話した。