いわき・平窪駐在所移転、5年ぶり業務再開 東日本台風で浸水被害

AI要約

2019年の東日本台風による大雨で被災したいわき中央署平窪駐在所が、5年ぶりに新しい場所で業務を再開した。

駐在所は豪雨で浸水被害を受け、新しい場所は旧駐在所から南に移転した。

高木巡査部長ら署員は地域の安心、安全に貢献する活動を展開する意向。

いわき・平窪駐在所移転、5年ぶり業務再開 東日本台風で浸水被害

 2019年の東日本台風による大雨で被災した、いわき中央署平窪駐在所は26日、移転先に新築され、5年ぶりに業務を再開した。今後は所長を務める高木幸司巡査部長(40)ら署員2人が勤務する。

 駐在所があるいわき市平下平窪地区は、台風による豪雨で浸水被害を受け、旧駐在所は床上約1メートルまで水に漬かった。新しい駐在所は旧駐在所から南に約300メートル離れた県道沿いの借地に移転した。開所式には署員や地域住民らが出席し、テープカットなどで再開を祝った。県警音楽隊による演奏も行われた。

 高木巡査部長の前任地は、平下平窪地区に隣接する赤井地区の駐在所だった。また旧平窪駐在所が被災した当時は片付けや引っ越しを手伝ったという。

 高木巡査部長は「被災した住民が大変な思いをしている姿を見てきた。普段の巡回から災害時の早期避難を呼びかけるなど、地域の安心、安全につながる活動をしていきたい」と意気込みを語った。