みちょぱさんの助言を胸に…私も見つけた「自分が本当にやりたいこと」…寄せる波や夕暮れに感じた癒やし 写真に没頭、ついに個展開催 開陽高3年・北山千裕さん

AI要約

開陽高校3年の北山千裕(ちひろ)さんが、波や夕暮れ時を撮影した初の個展を開催。写真60点を展示し、生きている証を表現している。

北山さんは大病を経験し、現在は病気と闘いながら生活しており、自然の風景が心を癒やしている。スマートフォンやデジタルカメラで撮影を始め、自身の感性を表現している。

北山さんは以前、子ども記者として活動し、モデルの池田美優さんから自分のやりたいことを追求することを助言された。今後はさらに成長し、海外での撮影を夢見ている。

みちょぱさんの助言を胸に…私も見つけた「自分が本当にやりたいこと」…寄せる波や夕暮れに感じた癒やし 写真に没頭、ついに個展開催 開陽高3年・北山千裕さん

 開陽高校3年の北山千裕(ちひろ)さん(17)=鹿児島県日置市=が27日から、江口浜に打ち寄せる波や夕暮れ時を撮影した初めての個展「私の生きてる証(あかし)」を鹿児島市名山町のギャラリーポランカで開く。みずみずしい感性で切り取った写真60点を展示する。9月1日まで。無料。

 北山さんは小学校入学後に生死をさまよう大病を患い、4カ月間入院。鹿児島市の公立高校に進学した後、体調を崩し通信制に転校した。病気と一生付き合わなければならず、薬を毎日飲んでいる。

 江口浜の夕日の美しさなど自然の風景を眺めると癒やされ、生きていることを幸せに思えるようになったという。肉眼で見えない瞬間を捉えるためスマートフォンで撮影し始め、昨年秋にはデジタルカメラを購入。約5000枚を撮りため、多くの人に伝えたいとの思いが募った、と明かす。

 小学6年だった2018年には本紙子ども記者「オセモコ特派員」を経験。「みちょぱ」の愛称で知られるモデルでタレントの池田美優さん(25)を取材し、「自分が本当にやりたいことをやって」と助言された。記事を書く際、いかにして人に伝えるかを考えたことから撮影時に意識している。北山さんは「未熟だが、毎日頑張っている人を少しでも癒やせたら。将来は海外でも撮影したい」と笑顔で話した。