子の成長願い地蔵巡り 米子・加茂川まつりにぎわう

AI要約

米子市中心部を流れる加茂川沿いで晩夏の風物詩「加茂川まつり」が開催された。子どもらが川沿いの地蔵を巡り、歓声を上げた。

加茂川まつりは1984年から清流復活や子どもの健やかな成長を願って開催されており、21カ所の地蔵を巡るキーワードラリーが人気を集めている。

祭り会場では加茂川音頭踊りやカヤック体験などが行われ、地域団体も参加して会場を盛り上げた。

子の成長願い地蔵巡り 米子・加茂川まつりにぎわう

 米子市中心部を流れる加茂川沿いで24日、晩夏の風物詩「加茂川まつり」(同実行委主催)が開かれた。子どもらが川沿いに点在する地蔵を巡り、にぎやかな歓声を上げた。

 1984年から清流復活や子どもの健やかな成長などを願って開かれている。

 21カ所の地蔵を巡るキーワードラリーは人気イベント。子どものグループや家族連れが繰り出し、地図を手に自治会が飾り付けた地蔵を巡り、手を合わせた。

 加茂川に面した同市立町2丁目の祭り会場では、加茂川音頭踊りや子どもたちのがいな太鼓や万灯などが披露され、加茂川でのカヤック体験もあった。米子北高生40人もボランティアで参加し、手作りの竹灯籠を川辺に並べ、キャンドルナイトを彩った。

 祭りにはさまざまな地域団体が参加、会場を盛り上げた。第1回から祭りに関わる実行委の渡部紘三さん(83)は「近年では最高のにぎわい」と目を細めた。

 家族や友だちと地蔵巡りを楽しんだ明道小3年の藤原理良さん(9)は「暑かったけれど、みんなで回って達成感があった」と話した。