「サイクリストの聖地」広島県尾道市でレンタルバイク人気の訳 専門店開業やサービス拡充相次ぐ

AI要約

広島県尾道市内でバイクのレンタル人気が高まっている。サイクリストに人気の地域で、専門店の開業やサービス拡充が進んでいる。

「島ライダー」や「オノミチル」など、尾道市内でバイクのレンタル事業が盛んに展開されている。バイクの利用は観光客にも好評で、月平均の貸し出し台数も増加している。

バイクを通じてしまなみ海道の魅力を楽しむことができる。島ごとに異なる景色や雰囲気を楽しんで観光客を魅了している。

「サイクリストの聖地」広島県尾道市でレンタルバイク人気の訳 専門店開業やサービス拡充相次ぐ

 「サイクリストの聖地」の広島県尾道市内でバイクのレンタル人気が高まっている。瀬戸内しまなみ海道沿いのサイクルルートのほか、島の細道や坂道を小回りよく移動できるのが好評で、専門店の開業やサービス拡充が相次ぐ。

 「島ライダー」は昨年4月、生口島の瀬戸田町でミニバイクの貸し出し事業を開始。口コミや交流サイト(SNS)で広まり、利用客から「他の島や駅の近くでも借りたい」「乗り捨てができたら便利」といった声が寄せられるようになった。

 今年7月にかけて向島や因島、JR新尾道駅近くなど4カ所にも事業所を開設。8台で始めたバイクの数は26台まで増やした。当初10台に届かなかった月の貸し出し台数は、100台を超えることもあるという。

 2022年から市中心部の土堂のホテルで電動バイクを貸し出す「オノミチル」も6台から徐々に増やし、今では倍の12台に。14年からJR尾道駅周辺のホテルにバイクを届ける「尾道バイクルーズ」は5年ほど前から貸し出しが増え、月平均50台の利用がある。

 島ライダーの若松悠也代表(30)は「しまなみ海道を気軽に横断でき、県外観光客の利用が多い。島ごとに違う景色や雰囲気を楽しんでほしい」と話す。