ワンコイン提供、甘味求めて街歩き 蔵王温泉の6飲食店、きょう25日からプレスタート

AI要約

蔵王温泉周辺の飲食店6店が観光客呼び込みのためのワンコインスイーツ提供を始める

新企画は蔵王温泉の冬季以外の観光客誘致を目指しており、共通のロゴマークで統一感を出す

参加店は山形らしさを表現したメニューを提供し、観光地としての魅力向上を図る

ワンコイン提供、甘味求めて街歩き 蔵王温泉の6飲食店、きょう25日からプレスタート

 山形市の蔵王温泉を訪れる観光客の滞在時間を増やそうと、カフェなどの飲食店6店が9、10月の土日祝日にワンコイン(500円)のスイーツやドリンクの提供を始める。25日がプレスタートとなり、各店が本県らしい食材などを用いて準備を進めている。共通のロゴマークも制作して統一感を出し、複数店舗を回ってもらう狙いだ。

 蔵王温泉の冬季以外の誘客を図る新たな試み。昨年秋ごろ6店の有志で「甘味と、蔵王温泉。実行委員会(仮称)」を発足し、話し合いを進めた。この企画のために新たにメニューを考案した店舗もある。閑散期となる9月と、紅葉シーズンに向かう10月の集客を図る。今後、他の時期の開催も検討するという。

 メンバーの一人で、TAKAYU温泉パーラーを経営する竹直也さん(38)は「観光地において街歩きは重要な要素。満足度が高ければ年間を通して何度も訪れてもらえる」と強調する。蔵王は温泉や自然の魅力があり、それにプラスして「街歩きの要素を充実したものにできれば、蔵王の観光地としての底上げが図られる」とみている。

 参加店は、樹氷の形をイメージしたタルト、のし梅を使ったドリンクなどで山形らしさを表現。共通のロゴマークはパフェの形をしたデザインで、参加店にはロゴをあしらった湯おけが置いてある。25日は蔵王温泉でマルシェなども開催される予定で、他イベントとの相乗効果を図る。

 参加店舗と提供メニューは次の通り。

 蔵王カフェ&バルChotto(樹氷タルト)▽UNITECAFE(やまべ牛乳と紅花卵を使ったクルミのプリン)▽山形酒のミュージアム(ノンアルコール甘酒カクテル)▽World Cafe Palette(花豆アイスクリーム)▽TAKAYU温泉パーラー(佐藤屋さんの乃し梅ソーダ、月山酒造さんの梅酒ソーダ)▽音茶屋(蔵王の老舗カフェの濃厚ガトーショコラ)