夏休み長期化で見守り 高校生もボランティア 上郷公民館【長野県】

AI要約

長野県飯田市上郷小学校の夏休み中、上郷公民館で子ども見守り活動が行われている。

目的は居場所づくり、保護者の負担軽減、地域交流の提供で、児童クラブに通えない4年生以上が参加。

高校生もボランティアスタッフとして参加し、子どもたちと交流しながら活動している。

夏休み長期化で見守り  高校生もボランティア  上郷公民館【長野県】

 校舎の改修工事に伴って例年より夏休みが長期間(7月20日~9月1日)になっている長野県飯田市上郷小学校の児童の居場所をつくろうと、上郷公民館でボランティアスタッフによる子ども見守り活動が行われている。共働き家庭やひとり親家庭の子どもたちが集まり、勉強や遊びなど自由に時間を過ごしている。

 児童の居場所づくりのほか、保護者の負担軽減、地域交流の場の提供などを目的に上郷子どもを育む運営協議会が企画。児童クラブに通えない4年生以上が対象で、16人が参加している。

 19~30日の平日午前8時45分~午後1時に開設。スタッフには地域のボランティアのほか、高校生14人も登録しており、子どもたちに勉強を教えたり、一緒に遊んだりしている。

 22日は高校生4人がスタッフとなり、子どもたちを見守っていた。子どもたちは宿題をしたり、絵を描いたり、カードゲームをしたりと時間の使い方はさまざま。高校生は勉強を教えたり、遊びに交じったりして児童と交流していた。

 小4の児童(10)は初めに宿題を終わらせて友達とカードゲームを楽しんでいた。「みんなに会えて一緒に遊べて楽しい」と笑顔だった。

 高校生に漢字を教えてもらったという小5の児童(同)は「優しく教えてくれて分かりやすかった。宿題が進んでうれしい」と語った。

 飯田女子高校3年の生徒(18)は子どもに関わる仕事に就きたいとボランティアに参加した。「子どもたちは自分たちで遊びを考えたり、ルールを考えたりしていてアイデアがすごかった。たくさんの児童と関われていい経験になった」と話していた。