朝の住宅街付近に雄のツキノワグマ 被害及ぶ可能性から猟友会が駆除 三重・南伊勢町

AI要約

三重県南伊勢町で雄のツキノワグマが出没し、地元の猟友会が銃器で駆除

三重県がクマアラートの注意報を発表し、対象地域を拡大

ツキノワグマは希少種だが、住宅街で被害が及ぶ可能性があったため駆除

朝の住宅街付近に雄のツキノワグマ 被害及ぶ可能性から猟友会が駆除 三重・南伊勢町

 三重県南伊勢町で23日、住宅街の近くで雄のツキノワグマ1頭が出没し、近くの住民に被害が及ぶ可能性があったとして地元の猟友会が銃器で駆除しました。

 クマの出没の情報を受け、三重県は23日、新たに南伊勢町を含めた3市3町を対象とするクマアラートの注意報を発表しました。

 南伊勢町によりますと23日午前8時頃、南伊勢町村山地内の古い貯水施設に全長1/3メートル、体重約93キロの雄のツキノワクマが落ち込み、逃げ出そうとしているところを、近くの住民が発見し、役場に通報したということです。

 ツキノワグマは希少種であることから保護対象になっていますが、現場は住宅街から約300メートルの距離で住民に被害が及ぶ可能性があったことから、三重県と警察の許可に基づき地元の猟友会が銃器により駆除しました。

 近隣住民にケガはないということです。

 なお、クマアラートは現在、大紀町と紀北町に警報が発表されているほか、注意報は23日の発表分を含めて14の市町に出されています。