SNS型投資詐欺で60代女性が約1億円の被害 岡山県では7月だけで被害4億円超…警察が注意呼び掛け

AI要約

岡山県警がSNS型投資詐欺で60代女性が1億円被害を受けたことを発表。

女性はSNSで投資を勧められ、1億5400万円をだまし取られる。

岡山県では2024年7月までのSNS型詐欺とロマンス詐欺が増加中。

SNS型投資詐欺で60代女性が約1億円の被害 岡山県では7月だけで被害4億円超…警察が注意呼び掛け

 岡山県警は、SNSを通じて投資などを持ち掛ける「SNS型投資詐欺」で、60代の女性が約1億円の被害にあったことを23日、発表しました。岡山県では7月だけで4億円を超える被害が出ていて、警察が注意を呼び掛けています。

 警察によりますと、県南部に住む60代の女性は、5月にSNSで友達申請があった女性とメッセージのやり取りをしていたところ、「叔父に経済学者がいる」「リスクを抑えて利益が得られる」などと投資を勧められました。投資アプリをダウンロードして入金したところ、アプリ上で順調に資産が増え、複数回で7010万円を振り込んだところで総資産が230万ドルを超えました。

 そんな中、「口座情報がロックされ資金が凍結されている」「口座資金の10%を払えば解除できる」などと言われ、約3530万円を入金。さらに「国際送金ができなかった」などと言われたため、ようやく詐欺に気付いたということです。女性は8月までに15回にわたり、総額約1億540万円をだまし取られました。

 岡山県警が把握しているSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の件数は、2024年は7月末までに85件(前年比+71件)、被害額は約11億3350万円に上っています。

 県警は「どこの誰かわからない相手の投資話には乗らないこと」「絶対にもうかる投資ななく、そのような誘い文句には乗らないこと」「本当にうまい話があるのかな?と疑問を持っているうちに、誰かに相談すること」などとアドバイスしています。