お金の話は詐欺を疑って 特殊詐欺2件で被害3800万円超 / 奈良

AI要約

奈良県内で特殊詐欺被害が相次いでおり、21日に確認された2件の被害額は合わせて3800万円を超える。

1件目は70代女性が警察官を名乗る男から口座情報を聞かれ、2720万円を振り込んで被害に遭った。もう1件は40代男性がビットコイン取引の話に乗り、1090万円を騙し取られた。

警察は電話やSNSでの怪しい話には疑念を持ち、家族や警察に相談するよう呼びかけている。

お金の話は詐欺を疑って 特殊詐欺2件で被害3800万円超 / 奈良

 県内では特殊詐欺の被害が相次いでいます。21日に確認されたのは2件で被害額は合わせて3800万円を超えるといいます。

 警察によりますと2024年5月、奈良市に住む70代の女性の自宅に電話があり、警察官を名乗る男などから「あなたの通帳などを使ってマネーロンダリングが行われている」と言われたといいます。そして「お金を調べる必要があるので口座の残高や所有している株を教えて欲しい」などと再び電話があり、その後ネットバンクの口座を開設するよう求められたと言います。そして男の指示に従って5回にわたり合わせておよそ2720万円を口座に振り込み、詐欺の被害にあったということです。そのほか8月5日に、宇陀市に住む40代男性の携帯電話に見知らぬ男から「ビットコインを買ってもうけませんか」などと暗号資産の取引を持ち掛ける電話があり、その後男の指示通り口座を開設するなどしたところ、現金合わせておよそ1090万円を騙し取られたといいます。警察は電話やSNSで見知らぬ人からお金の話が出てきたら、詐欺を疑って家族や警察に相談するよう呼びかけています。