【長崎】秋の大祭「長崎くんち」まであと47日!鈴木長崎市長が全踊町を激励

AI要約

鈴木市長が踊町の稽古を激励する様子や、各踊町の準備状況が紹介された。

舞踊の準備や練習に取り組む自治会や踊り子たちの情熱が伝わってくる。

さまざまな踊りや演目が紹介され、本番への期待が高まる。

【長崎】秋の大祭「長崎くんち」まであと47日!鈴木長崎市長が全踊町を激励

長崎市諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」まであと47日です。長崎市の鈴木市長が本番に向け稽古に励む7つの踊町を激励訪問しました。全踊町の仕上がり具合を紹介します。

20日、鈴木市長と長崎伝統芸能振興会の役員ら12人が各踊町の稽古場を訪れました。

鈴木長崎市長:

「今年もですね、例年通りのくんちを迎えられるということで大変楽しみにしております。ぜひ日頃の稽古の成果を本番で発揮していただければと思います」

興善町自治会・荒木將博会長:

「くんち当日はご観覧の皆様に感動を誘うような素晴らしい演技を奉納できるように精進して参ります」

長崎市役所の前では興善町が、「本踊石橋」を披露しました。「石橋」は能をもとにした舞踊で、紅白の獅子が眼光鋭く、勇ましく、豪快に舞います。

白獅子・藤間織月さん:

「堂々と見せるところだったりとか、生での地方さんの曲で踊るということになりますので、三味線の音との調和というか、そういうところをもう少し詰めて、本番を迎えられたらなと思っております」

続いて訪れた諏訪神社では、「本踊」を奉納する万才町が、「祭祝万歳町」の舞を披露しました。

万才町自治会・福田憲一会長:

「今までにないような素晴らしいものをお見せします。本番ではこの長坂を素晴らしいものにします」

万才町は今年、子どもの踊り子に初めて男の子が加わりました。また、曲も一新し、三味線や笛、長唄などを使った長崎の童謡や民謡のメドレーが見所です。

花柳寿々初師匠:

「本人たちがもっと気楽に踊って、楽しんでもらわないとお客さんが楽しくないからですね。これを練って、もうちょっと面白くしたい」

続いては、麹屋町の川船です。22人の根曳衆が重さ3トンを超えるの船を豪快に曳き回す姿は迫力満点です。見所の一つの網打ちも見事成功!一網打尽です。

根曳頭・大久保健一さん:

「(仕上がりは)まだ10段階中5くらいですね。やっぱり迫力ですかね。『ワッ』って言われるのは当たり前みたいな状態にしたいというのはみんな思ってるので、後日にやっぱり皆さんが『バッ』と立ってもらえるような演技をできればなと思っています」

諏訪小学校の運動場には、威勢のいい掛け声と太鼓の音が響き渡りました。銀屋町の鯱太鼓です。太鼓の音で目覚めた鯱が荒波に翻弄されながらも力強く天に舞い上がり、黄金の龍になるさまを表現します。

担ぎ手・大野大輝さん:

「まだ50点くらいかなと思います。『上げ』の成功率をもう少し上げたいなと思います。全員が『良かった』『鯱太鼓が日本一だ』と言ってもらえるように頑張ります」

八坂神社では「龍踊」を奉納する五嶋町。高さとスピード、そして勢いが持ち味です。月に見立てた金色の玉を龍が追う「玉追い」やとぐろを巻いて息を潜め、玉を探す「ずぐら」を披露しました。

龍監督・馬場祐輔さん:

「本番が来れば多分龍衆の気持ちが入ってきますので、今はまだそこまで煮詰まってないかなと思います。本番になれば腹の底から、魂から爆発するんじゃないかなと思ってます。今、だんだん楽しみになってきました。100%じゃなくて120%くらいの五嶋町の龍踊を見せたいと思ってます」

新地橋広場で稽古をするのは西濱町の「龍船」です。山車の中でも最大級の大きさの豪華な船が目まぐるしい船回しで観客を魅了します。

白采・川副竜太郎さん:

「船回しとか、前進後退とかはある程度めどはついてるんですけど、あと細かい動作とか、所作とか、そういうところを詰めていくところですね。根曳も若返っているので速さ倍増でいくと思っています。皆さんが盛り上がるような演技を披露できたらと思っています」

おくんち広場では八幡町の少年少女と女性が躍動感のある勇ましい剣舞を披露し、「弓矢八幡祝い船」を勇壮に曳き回しました。

長采・小崎亮平さん:

「まだ全体でいうと60%から70%くらいの出来かなと思っています。迫力の面、その辺が少し言い方は悪いですけどぬるっという動き方になってるので、そこはもうちょっと全体的に機敏に動けるようになればもっと激しく見える船回しになるかなと思ってます。完全に一つになった瞬間にものすごい船回しになると思ってますので、そこが出来るように期待しています」

鈴木長崎市長:

「各踊町ですね、連日の暑い中ではあるんですけど、皆さん本当に一生懸命に稽古してですね、技を磨いているのがよく分かりました。長崎市民も今度のおくんちを楽しみにしてますので、本番がぜひ盛り上がることを期待しています」

10月7日(月)に始まる本番に向け、各踊町は稽古を重ねていきます。