桂ざこばさんお別れ会始まる 「父」と敬愛した米朝さん色紙、入門時写真など展示

AI要約

桂ざこばさんのお別れ会が開催され、ファンや一門が集まりました。

会場にはざこばさんの過去の手作り品や師匠からのメッセージが展示されました。

故桂米朝さんとの思い出も語られ、ざこばさんへの想いが感じられました。

 6月12日にぜんそくのため、76歳で亡くなった桂ざこばさんのお別れ会が21日、大阪・サンケイホールブリーゼでスタートした。午後1時から一般ファンの参加を受け付け、落語ファンらが集まった。

 ざこばさんの高座音声が流れる中、ファンは入場。客席側には、桂米団治ら一門が着席して見守った。ざこばさんはじめ、所属米朝一門にとって、毎年お盆、正月の一門会や、独演会などで、なんども噺(はなし)を演じた同ホールのステージに、祭壇が飾られた。

 会場ロビーには、ざこばさんが若かりしころ、節約のために自ら作った手作りの見台や、夫人が手ぬぐいをあわせて仕立てたのれんなどが飾られた。

 ざこばさんが実父同然に慕った師匠の故桂米朝さんが祝いの言葉を記した初独演会当時のパンフレット、米朝さんが84歳の時、ざこばさんに贈ったメッセージ色紙も。そこには「ざこばへ 頼りにして まっせ 米朝 (八十四才)」と記されていた。