宿泊に伴う入湯税を引き上げる条例案を議会に提出 静岡・伊東市 150円から300円に

AI要約

伊東市は宿泊に伴う入湯税を300円に引き上げる改正条例案を提出する。

温泉施設の維持管理費負担が大きいため、経済団体から要望があった。

施行されれば入湯税による税収が増加し、温泉資源の活用や観光振興に貢献する。

宿泊に伴う入湯税を引き上げる条例案を議会に提出 静岡・伊東市 150円から300円に

 静岡県伊東市は宿泊に伴う入湯税を、今の150円から300円に引き上げる改正条例案を市議会9月定例会に提出します。

 全国有数の源泉数を誇る伊東市の温泉施設は、源泉設備の維持管理費の負担が大きく、経済団体が財源確保のため入湯税の引き上げを要望してきました。

 こうしたことを受け、伊東市は新たな財源として、宿泊者から徴収する入湯税を今の150円から300円に引き上げる改正条例案を、9月定例会に提出することにしました。

●伊東市 中村一人副市長:

「温泉資源の活用や保護、更なる観光振興施策に取り組むための財源と致します」

 伊東市の源泉数は施設の老朽化などで年々減少傾向にあり、人口減少による税収の減少も見込まれる中、入湯税の改正条例について1025年10月1日の施行を目指します。

 施行されれば1年間の入湯税による税収が2億5000万円から3億円に増える見込みです。