大社野球部、堂々の帰校 「感動をありがとう」地元住民ら350人以上がたたえる 

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会で大社高校が93年ぶりのベスト8進出を果たしたことを称賛され、地元の歓迎を受けた。試合結果や選手たちの感謝の気持ちが述べられた。

学校では校長や主将、監督らから感謝の言葉が述べられ、甲子園での快進撃が多くの人に喜びを与えたことが伝えられた。

サッカー部の生徒も含め、地元の人々が大社ナインを称賛し、甲子園での活躍に感動した様子が伝えられた。

大社野球部、堂々の帰校 「感動をありがとう」地元住民ら350人以上がたたえる 

 第106回全国高校野球選手権大会で93年ぶりのベスト8進出を果たした大社ナインが20日、出雲市大社町北荒木の大社高校に帰った。出迎えた生徒や卒業生、地元住民ら350人以上は「感動をありがとう」とたたえ、選手たちは地元からの大声援に感謝した。

 大社は1回戦で春の選抜大会準優勝の報徳学園(兵庫)を下すと、2回戦の創成館(長崎)、3回戦の早稲田実業(西東京)に競り勝った。準々決勝は神村学園(鹿児島)に敗れたが、快進撃は「大社旋風」として注目を集めた。

 学校では卒業生有志が「夢と感動をありがとう!」と書いた横断幕(縦1メートル、横12メートル)や、バルーンアーチ(高さ約2メートル)を用意。午後4時20分ごろにナインを乗せたバスが到着すると、拍手とともに「おかえり」「お疲れ様」といった声が上がった。

 出迎え式で吉川めぐみ校長は「大社高校野球部の歴史を大きく塗り替え、今後多くの人に語り継がれる夏になった。甲子園に連れて行ってくれてありがとう、感動をありがとう」と感謝した。

 石原勇翔主将は「たくさんの応援が力になり、目標であるベスト8をつかむことができた」とし、492球を投げたエースの馬庭優太投手は「甲子園での3勝は自分の宝物。本当に応援ありがとうございました」と多くの応援に感謝した。

 石飛文太監督は「選手たちの力は無限大。これから地元に恩返ししたい」と力を込めた。

 甲子園のスタンドで応援したサッカー部3年の長嶺佳月さん(17)は「活躍し、成長した姿を見られてうれしい。本当に感動した」と話し、勝利した際に踊る「勝ちロコ」を選手と舞って喜んだ。