釣り糸がからまり心配の声も…下関・豊浦町にハクチョウが姿見せる
下関市豊浦町の川でハクチョウが目撃され、釣り糸が羽や足に絡んでいることが懸念されている。
コブハクチョウは川棚川や周辺の漁港に出没し、水をかける動作が不自然に見える可能性がある。
地元の人々はハクチョウの安全と釣り糸の除去方法について心配しており、ときわ動物園も行動に影響が出ている可能性を指摘している。
下関市豊浦町を流れる川にハクチョウが姿を見せ、地元で話題となっています。ただ、羽などに釣り糸のようなものが絡んでいて心配する声も聞かれました。
ハクチョウが確認されたのは、下関市豊浦町の川棚川です。
ときわ動物園によりますと種類は「コブハクチョウ」とみられるということです。
このコブハクチョウが川棚に姿を見せたのは今月16日。
それまでは、長く同じ豊浦町の湯玉漁港にいたということです。
羽に釣り糸のようなものが絡まっているところが同じだということです。
このコブハクチョウ、19日は、川棚よりも少し南側の室津や涌田漁港でも見られています。
また、コブハクチョウの右側をよく見ると釣り糸のようなものは羽だけでなく右足にも絡んでいて右足では、うまく水をかけていないようにも感じられました。
ときわ動物園では、「飛ぶなどの行動に影響が出ている可能性はある」と話していました。
砂浜などを歩く様子は確認されていますが、地元の人は、「釣り糸のようなものを外してあげる方法はないだろうか」と心配そうに話していました。