小瀬鵜飼、さおで手こぎ観覧船操り船頭気分 岐阜・関市、親子ら体験会

AI要約

岐阜県関市の小瀬鵜飼の船頭体験会が開催され、親子らが船を操る体験をした。

体験会は市の文化財活用事業実行委員会によって主催され、地域の伝統文化に触れる機会として提供された。

参加者たちはさおや櫂を使って船の操船に挑戦し、船頭気分を味わった。

小瀬鵜飼、さおで手こぎ観覧船操り船頭気分 岐阜・関市、親子ら体験会

 岐阜県関市の小瀬鵜飼の船頭体験会が、同市の長良川で開かれ、親子らがさおや櫂(かい)を使って観覧船の操船に挑んだ。

 小瀬鵜飼は、鵜舟も観覧船も船外機を使わずに船頭が手こぎで操船する。体験会は、市文化財活用事業実行委員会が、地域の伝統文化に触れてもらおうと、「GIAHS(ジアス)鮎の日」に合わせて開催。今回、市内小学5、6年生と保護者の計22人が参加した。

 同市小瀬の鮎之瀬橋付近で観覧船に乗り込んだ参加者は、主に水深が浅い場合に使うさお、深い際に使う櫂で操船。船頭からさおの角度や力の入れ方などの助言を受けつつ、苦戦しながらも取り組んで船頭気分を味わった。

 金竜小学校6年の男子児童は「初めてやってみたが、思った方向に船が進まずさおを操るのが難しかった」と話した。