滝ノ上園地で特定外来生物の駆除活動【岩手・雫石町】

AI要約

青森県と秋田県にまたがる十和田八幡平国立公園で外来植物駆除活動が行われた。

滝ノ上園地で希少な高山植物の生息地として行われた活動では、オオハンゴンソウの駆除が行われた。

活動の成果もあり、オオハンゴンソウの数が減少しているが、来年以降も継続して行われる予定。

滝ノ上園地で特定外来生物の駆除活動【岩手・雫石町】

青森県と秋田県にまたがる十和田八幡平国立公園で、美しい環境を保全するため外来植物を駆除する活動が行われました。

活動が行われたのは、十和田八幡平国立公園のうち、雫石町の景勝地・滝ノ上園地で環境省の職員や町の職員などおよそ20人が参加しました。

滝ノ上園地には、希少な高山植物も多く生息しています。

それらを脅かす存在が、今回駆除する「オオハンゴンソウ」です。

この時期黄色い花を咲かせるオオハンゴンソウは、もともと観賞用として日本に持ち込まれました。

しかし、繁殖力が強く、他の植物の成長を妨げるとして、法律で特定外来生物に指定されています。

わずかな根の破片からでも再生する能力を持っているため、参加者たちは、桑を使って土に根を残さないように抜き取っていました。

このエリアでは駆除活動の成果もあり、オオハンゴンソウの数が開始当初から比べ3分の1程度に減っているということですが、繁殖を防ぐために来年以降も活動を続けるということです。