滝の拝、奇岩彩る光 灯籠など700個ともる、和歌山県古座川町

AI要約

和歌山県古座川町小川にある「滝の拝」で灯籠まつりが開催され、700個の明かりが幻想的な景色をつくり出した。

実行委員会が主催し、和歌山トヨタ自動車が協賛。10年ほどぶりに復活した灯籠まつりは、地元の人々や観光客を魅了した。

会場では灯籠作りのワークショップやキッチンカーの出店も行われ、来年以降も開催したいとの意向が伝えられた。

滝の拝、奇岩彩る光 灯籠など700個ともる、和歌山県古座川町

 和歌山県古座川町小川にある県の名勝・天然記念物「滝の拝」で18日、灯籠やキャンドルで滝の周りをともすイベント「滝の拝を彩る灯籠まつり」があった。約700個の明かりが幻想的な景色をつくり、見物人を魅了した。

 実行委員会(池田拓哉委員長)が主催、和歌山トヨタ自動車が協賛。10年ほど前まで開催していた灯籠まつりを復活させたいと滝の拝近くで宿を営む池田委員長(36)が企画した。昨年はプレイベントとして灯籠に見立てた発光ダイオード(LED)を並べた。今年は本格的に復活させた。

 イベント前に実行委員会のメンバーらがガラス製のグラスにろうそくを入れて並べ、一つずつ点火した。動物の絵柄や「平和」といった願いなどが書かれた灯籠も用意した。

 夕暮れになると、点火したキャンドルや灯籠は次第に明るくなり、岩穴を照らした。近くにあるモミジのライトアップもし、滝を見下ろす橋には見物客や写真愛好家が演出を楽しんだ。

 また、会場近くの町役場小川出張所では灯籠作りのワークショップ、道の駅「滝之拝太郎」駐車場ではキッチンカーの出店もあった。

 池田委員長は「空間づくりは大成功だったと思う。お客さんの数が少なかったのが今後の課題。来年以降も開催したい」と話した。