「千人灯籠踊り」優雅に 山鹿灯籠まつり

AI要約

山鹿市の山鹿灯籠まつりで行われた千人灯籠踊りについての記事。奉納灯籠の制作や伝統工芸品の紹介、灯籠行事の様子などが詳細に記述されている。

奉納灯籠は和紙とのりで作られ、28基が各町内や団体によって制作された。2日間にわたり街角に飾られ、見学客を楽しませた。

上市町が最初に奉納した人形灯籠をはじめ、宮造りや座敷造りなどの灯籠が奉納され、拝殿前でおはらいを受ける様子が描かれている。

「千人灯籠踊り」優雅に 山鹿灯籠まつり

 山鹿市の山鹿灯籠まつりは16日夜、ハイライトの「千人灯籠踊り」が観客を魅了。午後10時から奉納灯籠を大宮神社に担ぎ込む「上がり燈[とう]籠」があり、フィナーレを飾った。

 奉納灯籠は和紙とのりだけで神社仏閣などを再現した伝統工芸品。今年は各町内や団体が灯籠師らに依頼して28基を制作。2日間、街角に飾られ、見物客を楽しませた。

 一番乗りは上市町が奉納する人形灯籠。法被姿の男衆に担がれ、「ハーイ、とうろう」の勇壮なかけ声とともに楼門の石段を駆け上った。その後も下鴨神社(京都府)などの宮造りや、伝統的家屋を模した座敷造りなどが次々と到着し、拝殿前でおはらいを受けた。

 奉納灯籠は同神社の燈籠殿に納められ、来年のまつりまで1年間展示される。(本田清悟)