習い事も対象、資格学習支援で月500円支給 鍋屋バイテック会社、イノベーション創発きっかけに

AI要約

機械要素部品メーカーの鍋屋バイテック会社が新たに設立した「エンリッチマイスター制度」は、業務に関係のない資格の学習を支援する取り組みである。

この制度では、従来の「マイスター制度」に加えて趣味や習い事にも対象を広げ、業務に関わらない資格取得を奨励する方針だ。

会社は社員の豊かな暮らしと働きをサポートするため、遊び心も認められる機関でありたいとの思いから、新しい取り組みが始まった。

 機械要素部品メーカーの鍋屋バイテック会社(岐阜県関市桃紅大地、岡本友二郎社長)は、業務に関係のない資格の学習を支援する「エンリッチマイスター制度」を新設し、5月から運用に乗り出した。社員の豊かな暮らしと働きを支える。

 従来から会社の業務に関わる幅広い資格取得を奨励する「マイスター制度」を設け、資格取得の費用を会社で負担していたが、「遊び心も認められる会社でありたい」(岡本社長)といった思いもあり、新たな制度にまとめた。

 新制度では業務に関係のない資格のほか、趣味や習い事も対象に加え、手当の支給上限額は月一律500円とした。資格取得の必要経費は自己負担としており、参考書の購入などに役立ててもらう。これまでに造園技能士や小型船舶免許、居合道、看護師といった幅広い登録がある。同社は「会社のイノベーション創発のきっかけにしたい」としている。