今治の居酒屋で食中毒 13人発症うち1人入院 カンピロバクター検出

AI要約

愛媛県は、今治市内の飲食店でカンピロバクターによる食中毒が発生し、3日間の営業停止処分をしたと発表しました。

食中毒は「居酒屋頼登(よりと)」で発生し、10代から60代の男女13人が症状を訴えました。

カンピロバクター食中毒は、鶏肉によるもので、同店の提供食事にも影響があったことがわかりました。

愛媛県は、今治市内の飲食店でカンピロバクターによる食中毒が発生したとして、16日から3日間の営業停止処分にしたと発表しました。

愛媛県によりますと、食中毒が発生したのは、今治市内にある「居酒屋頼登(よりと)」で、先月14日に同店を利用した19組73人のうち10代から60代の男女13人が、食中毒症状を訴えたということです。

連絡を受けた保健所が調査した結果、患者に共通する食事が「居酒屋頼登(よりと)」で提供されたもののみであること、また、複数の患者からカンピロバクターが検出され、症状もその特徴と一致していることなどから、同店の食事を原因とする食中毒と断定するとともに、営業停止の行政処分を出しました。

なお、患者13人のうち6人が医療機関を受診、そのうち1人は入院していましたが、いずれも概ね快方に向かっているということです。

カンピロバクター食中毒は、主にこの菌に汚染された生や加熱不十分な鶏肉を食べることで発症するということですが、「居酒屋頼登(よりと)」で提供された食事にも、砂ずりや鶏レバーの刺身のほか、焼き鳥が含まれていました。