息災願い だるま巡行 一関・大東で祭り【岩手】

AI要約

一関市大東町の大原だるま祭りは、地元の若者たちが縁起の良いだるまを担いで通りを駆け回る祭りである。

奉納祭での魂入れを経て、大だるまと小だるまが商店街を練り歩き、参加者は威勢のいい掛け声を上げて沿道の見物客を楽しませた。

わっしょいという掛け声と風を送る動きが特徴的なこの祭りは、地域の伝統行事として大いに賑わいを見せた。

息災願い だるま巡行 一関・大東で祭り【岩手】

 一関市大東町の大原だるま祭り(実行委主催)は15日、同町の大原商店街で開かれ、地元の若者たちが「七転び八起き」で縁起の良いだるまを担いで通りを駆け回り、悪霊退散、無病息災などに願いを込めた。

 同日は大原八幡神社での奉納祭で大小のだるまに魂入れを行い、午後7時の花火を合図にだるまが出発。大原中学校の2018、19年度卒業生でつくる「当番生」34人が高さ約3メートルの大だるま、大原小学校6年生と大原出身の大東中生徒合わせて23人が約2メートルの小だるまを担ぎ、それぞれ商店街を駆け巡った。

 参加者は「わっしょい、わっしょい」と威勢のいい掛け声を上げ、大うちわで風を送りながらだるまを水平方向に回したり、揺らしたりして沿道に詰め掛けた見物客を沸かせていた。