【速報】ナラ枯れ 原因となる虫の北海道上陸を確認

AI要約

北海道南部で初めてナラ枯れの原因となる虫が確認された。虫はカシノナガキクイムシで、ミズナラなどの木が枯れる現象を引き起こす。

昨年から北海道でもナラ枯れの被害が拡大し、道南の複数の町で確認されている。本格的な調査が行われており、生息域を特定するための取り組みが進んでいる。

今後は被害の拡大を防ぐため、被害を受けた木の調査が行われる予定である。

【速報】ナラ枯れ 原因となる虫の北海道上陸を確認

ミズナラなどの木が病原菌によって大量に枯れてしまう「ナラ枯れ」。その原因となる虫が、初めて北海道南部で合わせて119匹確認されました。

ナラ枯れは、「カシノナガキクイムシ」という体長5ミリほどの虫が持つ病原菌「ナラ菌」に感染し、ミズナラなどの木が枯れる現象で、倒木による人的被害や林業への影響が懸念されています。温暖化の影響でナラ枯れの被害地域が北上し、去年、道内で初めて、道南の松前町と福島町で合わせて15本の「ナラ枯れ」が確認されました。これを受け、北海道と北海道立総合研究機構などは先月、道南の6つの町の30カ所に虫をおびき寄せる「わな」を設置し、生息域の調査を進めていました。

この結果、福島町・知内町・松前町・木古内町の合わせて15カ所で119匹の生息が

確認ました。道などは今後、ナラ枯れの被害を受けた木があるかどうか調べを進める考えです。