岸田首相不出馬「裏金事件で支持低下」岐阜県民、冷静に受け止め 「経済政策評価/指導力ない」

AI要約

お盆に入り、南海トラフ地震の臨時情報が発表される中、14日に突然、自民党総裁選に立候補しないと表明した岸田文雄首相。岐阜県民からは政治不信を招いた派閥の政治資金パーティー裏金事件などを受け「支持率も下がっていた」と冷静に受け止める声が目立ち、「暮らしを改善してほしい」と次期総裁に現状を打開する政策を求める声が上がった。

このタイミングで立候補しないと表明したことに、無職の男性(78)=瑞浪市=は「支持率が低下し、かじ取りが厳しいのではないかと思っていた」と推察。「海外に行っても発言力が弱く、説得力がない。政治とカネの問題では、もっと効果的なやり方を示せなかったのか」と厳しい言葉を並べた。

3年前に「聞く力」をアピールし、総裁となった岸田首相だったが、4人の子どもを育てるパート職員の女性(39)=大垣市=は「任期中の印象的な政策も特になく、こども家庭庁ができたものの、恩恵を受けた感じもない。リーダーシップもなかった」と話した。

岸田首相不出馬「裏金事件で支持低下」岐阜県民、冷静に受け止め 「経済政策評価/指導力ない」

 お盆に入り、南海トラフ地震の臨時情報が発表される中、14日に突然、自民党総裁選に立候補しないと表明した岸田文雄首相。岐阜県民からは政治不信を招いた派閥の政治資金パーティー裏金事件などを受け「支持率も下がっていた」と冷静に受け止める声が目立ち、「暮らしを改善してほしい」と次期総裁に現状を打開する政策を求める声が上がった。

 このタイミングで立候補しないと表明したことに、無職の男性(78)=瑞浪市=は「支持率が低下し、かじ取りが厳しいのではないかと思っていた」と推察。「海外に行っても発言力が弱く、説得力がない。政治とカネの問題では、もっと効果的なやり方を示せなかったのか」と厳しい言葉を並べた。

 3年前に「聞く力」をアピールし、総裁となった岸田首相だったが、4人の子どもを育てるパート職員の女性(39)=大垣市=は「任期中の印象的な政策も特になく、こども家庭庁ができたものの、恩恵を受けた感じもない。リーダーシップもなかった」と話した。

 一方、賃上げの実現など経済政策を評価する声も。団体職員の男性(67)=関市=は「印象としては頑張っていた」とこれまでの取り組みを振り返り、「景気が戻ってきた印象を感じる。政治の安定感としては、継続してもよかったのではないか」とした。

 9月には、次期総裁選が予定されている。会社員の女性(66)=高山市=は「物価高対策など経済政策を行ってほしい。私たちの身近な暮らしが良くなれば」と期待。主婦(37)=岐阜市=は「最低賃金の見直しなどが進んでいるが、現実はまだまだ。子育てや医療分野への保証を充実させてほしい」と願った。